ぼくは落ち着きがない
図書室、図書部の部室という限定された空間で進むお話。
例えばプラケースの中で完成された生態系のように
特に目新しいことがあるわけでもなく、
小さな化学反応を繰り返しながら循環するような。
その反応......
さよなら渓谷
「悪人」が衝撃的だったので、楽しみでもありつつ、「でも二番煎じになるのでは?」と過度な期待はしていませんでしたが…、ぐいぐい引き込まれ、一気に読み上げました。
幼児殺人事件をきっかけに、過去の集団レ......
悪人
最初はあまり作品に入っていけませんでした。自分も経験した虚飾の若い世代の表現の仕方がとてもリアルで読んでいる私が身につまされるような・・・。そのうちに時間も忘れて引き込まれて、泣きました。誰が被害者......
ジャージの二人 (集英社文庫 な 44-1)
映画のスローな世界の原作が気になり読んでしまった。
とても、セリフの少ないお話で、
映画では、沈黙を考えるパワーが要求されたのだが、
小説には、その答えが書いてあって、なにやら、
「映画の回答集」......
猛スピードで母は (文春文庫)
映画にもなっている【サイドカーに犬】と芥川賞受賞作【猛スピードで母は】の
中篇2つで出来ている本。長嶋さんの作品は初めて読んだのだけれど、
全体にとても良質な児童文学の匂いがして好感が持てました。
......
パレード (幻冬舎文庫)
お互い深く詮索することなく続く共同生活というのも楽しいものだと思うが、男女が一緒に住んでいて友情関係で何事もなく一緒にいられるというのはいいものだと思う。琴美のような美人や酔っ払った未来と一緒にいた......
パラレル (文春文庫 な 47-3)
これまでも著者のファンでしたが
本作はすこし違ったテイストです。
(離婚絡みなのはいつもと同じ)
パラレルとは並行のことかな、と
さほど深く考えずに話を読み始めました。
主人公は元ゲームデザイナ......
ひなた (光文社文庫 (よ15-1))
大学生の大路尚純と彼女、尚純の兄と兄嫁の男女4人が、それぞれの立場から語り手となり、ひとつの小説を構成している。吉田修一の読者にとってはお馴染みの手法だ。今回は4人の“書き出し”を合わせるといった......
タンノイのエジンバラ
主題含む4作、ある意味、日常に近い非日常の設定。
淡々とした話の展開に盛り上がりとかは決して感じられないのだけれど、
だからこそ逆に、少しずつ積み重なっていく人物像に思わずシンクロしてしまう。
......
エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集
エロマンガ島でエロマンガを読もう!
そんな無謀な企画がすんなり通ってしまい、
エロマンガ島を目指す三人。
ゲーム攻略を主にする雑誌の編集者佐藤と久保田。
ゲーム会社H社の井沢の代わりにやって......
泣かない女はいない (河出文庫 な 23-1)
きゃぴきゃぴする年頃をとおに過ぎた女性の物語。
彼女は今まで泣いたことはなかった。
数年同棲している彼氏がいるが、転職先の同僚に少しずつ惹かれていってしまう。
そして、とうとう、まだ付き合ってもいな......
東京湾景 (新潮文庫)
気になっている作者であるので今までのレビューでは辛口になっていましたが、本作は良いです。初めは「出会い系?」と不安の出だしであったが、一章から良質な物語が紡ぎ出されております。ここまで恋愛に対して、......
7月24日通り (新潮文庫 よ 27-3)
読了後、カバー裏を見ると著者の作品「東京湾景」を以前読んでいたことを思い出しました。その本に対しては「ドラマのように流れるストーリーだが、不要な登場人物もいて完成度が低い」といった印象を覚えました。......
最後の息子 (文春文庫)
新人らしい実に新鮮さが伝わる作品。
「最後の息子」はおかまと同棲する青年の日常を「ビデオ」で振り返る回顧録。これまでにない構成でちょっと驚いた。
あまり馴染みのないおかまの心情や苦悩。そのおかまに食......
パーク・ライフ (文春文庫)
本書は芥川賞受賞の表題作ともう一つ「flowers」という作。
最近の芥川受賞作が小説の巧みとしてではなく、社会的現象を描写するものとして褒められるようになった現在に、この作品は目立つ。やはり、芥川......
夕子ちゃんの近道
小説好きが好みそうな小説。私もさわやかな読後感を持った。
主人公のバックグラウンドは作中ほとんど語られない(大卒ということくらい)
だが世のしがらみを捨てた後も(あくまで一時的ですよね。また元の場所......
蛇にピアス
以前から読んでみたいと思っていた金原ひとみさんの作品ですが、AMEBIC、アッシュベイビー、そしてこちらの順番で読み進めました。逆順だったらまた評価も変わったかもしれません。その位、一読しただけの印......
春、バーニーズで (文春文庫 よ 19-4)
読後は、期待していたような内容とのあまりのギャップに拍子抜けしました。でも、その後じわじわと主人公の気持ちに共感できるようになっていきました。誰もが持っているであろう、自分を「大人」にしてくれた出会......
女たちは二度遊ぶ
11の短編集からなる女と男の日常的な物語。
吉田修一らしく、一貫した気だるさが作品全体に流れている。
私的には、「十一人目の女」が、「月曜日たち」という作品のように
このなかの短編のどれかとリンク......
決壊 上巻
幻想とはここではないどこかできっと存在しているはずだが、永久に実感することのできない不在のことだ。近代が産み落とした「家族制度」と「幸福」という幻想、その崩壊をこの小説は描いている。もはや形骸化した......
決壊 下巻
想像はしていたけれど想像以上の暗黒世界を見てしまった。
筆者の筆はそれこそ悪魔のように冴え渡り、読み始めてしまった者を
捕まえて離さないだろう。
作中、被害者の家族が「生きて返して!」とテレビカメ......
宿屋めぐり
「パンク侍」→「告白」→「宿屋めぐり」と、魂への洞察力はより深く、今までに増してよりグダグダの町田節から時折放たれる真実真正の言葉は今までに増してより鋭さを増し、読了後は心にズシリと相当の手ごたえを......
風花
主人公の決断力のなさには最後までイライラさせられっぱなし。夫に浮気されながらも年の近い叔父と旅行したり年下の大学生と恋人まがいの付き合いをしたり。こんなにふらふらしてていいのか?友達にこんな女性がい......
博士の愛した数式 (新潮文庫)
数学の薀蓄はおもしろいが、小説としては物足りなさを感じる。
すらすらとは読めるが、読後の感銘はいまひとつ。ただ、記憶障害の「博士」とお手伝いと息子の関係が、淡々と語られる。なにがおもしろいのでしょう......
サヨナライツカ (幻冬舎文庫)
辻仁成って、女優の奥さん捨てて、またまた美人の元アイドル女優と再婚したということで私の中のイメージはかなり悪かったです。
この本は友人から薦められて読んだのですが、想像以上に楽しめた作品でした。
......
古武術で毎日がラクラク!―疲れない、ケガしない「体の使い方」
,2年程前に買った本。トレーディングの最中に
座ったまま、肩凝りや首の後ろの部分の凝りを解す事が出来るので、
大正解の一冊だった。人間と言うのは、太古以来、極度の緊張が強いられる
「戦闘か逃走か」と......
ボクらの時代 日本人なら「気品」を身につけなさい (ボクらの時代)
ほかの方もおっしゃっていますが、
平野さんは非常に存在感が薄いです。
なので、平野さんのために、この本を
買うのはやめたほうがいいと思います。
瀬戸内さんと美輪さんはこの本以外でも
あちこちで対談......
現代語訳 般若心経 (ちくま新書 (615))
「意味から響きへ、理解から感応へ。いのちの全体性へ。」帯のこのキャッチコピーが、この本の論旨を簡潔に表しています。人間の理性や分析知が、世界を感ずることを如何に妨げ、無用な拘りや苦悩をもたらしてきた......
もの食う人びと (角川文庫)
かなり古い本ですが、とても考えさせられました。“食べる“という行為は“生“につながります。この本を通して私はあらためてこの事に気付かされました。手足が不自由でも肘と膝で必死に救援物資を貰おうとする人......
浄土 (講談社文庫 ま 46-5)
町田康の作品「パンク侍、斬られて候」読んで面白いな、
と思い、「告白」を読んで町ファンになっていた。
いずれも長編ですが、本書は短編集となっています。
収録されている「あぱぱ踊り」「本音街」なんかは......
センセイの鞄 (文春文庫)
近年の日本の小説はあまり読みませんが、ここで高評価なこともあって読んでみました。結論から言うと、ごく普通。あまり何も残らないといった印象でした。結末もだいたい予想できるものでしたし。小説は読む人の......
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)
大河のストーリー本(日本放送出版協会のもの)は、ほぼ毎年買っています、去年のは私にとって
×だったので買わなかったしテレビも見ませんでしたが。
「篤姫」は衣裳や髪型にもたいへん興味を持って見ています......
新装版 天璋院篤姫() (講談社文庫 (み9-7))
昔の女性は、ただお姫様でいる人と、好奇心あふれ、熱心な姫といたんですね。 それも先を見る力がいるような。篤姫の聡明さに感服します。大河ドラマの原作を読むと、テレビでは省かれている点や、演出の都合で新......
新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)
結婚したら嫁ぎ先の人間。などと今時言ったら、笑われそうです。 昔はそういうもの。 聡明な分、背負うものも大きく、心労も大きく、大変濃い人生だったんでしょう。 余生も徳川のため。と、気丈な方だったんで......
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
つや消しの装丁が高級感があって素晴らしい。永久保存しておきたい。内容もいい。下も絶対買おうと思った。出演者のインタビューが充実しています。
また篤姫の時代についても書かれており、これから観ようと思......
RURIKO
昭和30年代を風靡した日活映画を背景にしながら進行してゆく物語は抜群の面白さでした。著者の取材を元にしたフィクションと注意書きがされていますが、女優の浅丘ルリ子さんならきっとこうであったに違いない、......
P.S.アイラヴユー (小学館文庫 ア 5-1)
文庫にしてはやや厚く、一見時代物を読んでいるように見えます。でも章立てのデザインも可愛らしく、映画を見た私には、カットの写真も親近感が沸いてよかったです。
林さんご自信の文章は、非常にキレがあり好き......
錦
きもの好きなら「龍村平蔵の帯」といえば、垂涎モノです。アンティークのきものを扱っているお店などで、目の玉が飛び出るようなお値段だったりもするのですが、その作品の存在感というのは、服飾品の域を超えて、......
旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)
美術館に足を運び、西洋絵画に相対したとき、私は描かれた人物が嬉しいのか悲しいのか分からない。目を閉じて横たわる老人が、どのような生涯を送った人なのかが想像できない。主題となっている宗教的教養がないか......
ぼくは勉強ができない (新潮文庫)
学校からみるか、子供からみるかで、作品の印象が違うかもしれません。
学校からみると、不良の物語でしかないかもしれません。
子供からみると、最後は常識の範囲内で行動しようとする男の子「時田秀美」に嫌気......
新約聖書を知っていますか (新潮文庫)
「旧約聖書を知っていますか」の対となる新約聖書版です。
旧約聖書に比べて、主人公は「神の子イエス」とわかりやすい分、物語としても
非常に面白いと思います。
宗教家では決して書かない、いわゆる奇跡につ......
父の詫び状 <新装版> (文春文庫)
私は、なよなよとした文体は好きではありません。
その点、向田さんの文章は竹を割ったようなスパッとしたタッチであるところに魅力を感じます。
歯切れの良さからは男っぽさすら感じますが、若かりし日の写真集......
風味絶佳 (文春文庫 や 23-6)
傑作。恋愛を情感たっぷりに描く中年の女性作家にはどうしてもイタさが伴うものだが、彼女はやはり別格だと再確認。「黒くて」「外国かぶれで」「作家本人にまつわるイメージが強く想起される」山田作品ではなく、......
孤塁の名人―合気を極めた男・佐川幸義
孤塁の名人―合気を極めた男・佐川幸義
日本にはたくさんの武術がある稀な文化だと誇れます。その一つである大東流合気柔術。柔術だからヒクソン・グレーシーの仲間かと思うとそうではありません。
私のような......
コーランを知っていますか (新潮文庫)
よく調べてある。
イスラム教の本で、読みやすいのは中々ない
文庫なのも嬉しい
ぶっちゃけ文章はあまり好きではないけど
中々、聞けないイスラムの謎を一網打尽にしていている
著者は信者ではないとの事......
私のギリシャ神話 (集英社文庫)
本書、1999年4月から6月に放映された
NHK教育テレビの『人間講座<私のギリシャ神話>』のテキストに
加筆されたもの。
ふんだんに挿入されるギリシャ神話を題材にした絵画が、
とっても......
思い出トランプ (新潮文庫)
初めて向田邦子をちゃんと読んだ一冊。
いまだ向田支持者が絶えないのも良く判る。
何年も前の作品だが、色褪せもせず返って新しい。
心の機微や隙間の着眼点、飾り気のない語彙のセンス、
嫌味なく......
東福門院和子の涙 (講談社文庫)
二代将軍の娘。中宮になった和子さま。 明るく 強運の持ち主とされながら、沢山の苦難を経て生きていらしたのかと知るほど、小説といえども、女は男次第であり、本人の気質も大きいなと、感心してしまいました。......
うらおもて人生録 (新潮文庫)
ギャンブラー阿佐田哲也の別名を持つ作家の人生論。
この本で特に目をひかれる点は、
「9勝6敗のフォーム」だと思う。
著者は「プロとして長期的に食べていくための持続のコツ」と言っているが、
生きてい......
鬱の力 (幻冬舎新書 い 5-1)
五木寛之氏の著書では、自らが鬱になった経験をもとにした内容の本を以前も読み、人生の意味や宗教の意義など、いろいろ考えさせられました。でも私は香山リカ氏は精神科医なのに、セレブみたいに受け狙いの本を書......
岩倉具視―言葉の皮を剥きながら
幕末物としてみた場合、あらためて幕末と言うのはテロの時代だと気づかされました.
また、それぞれの藩主の考え方を著者なりに提示され、地方分権が叫ばれている現状において
テロでものごとを決められない今の......
鈍感力
有名な本なので買ってみた。鈍感で図太く生きるのが良い、みたいなことが書いてあります。自分への批評や病気などに対しては、抗体性が強く鈍感であった方が楽に人生を渡れるのは間違いないと思います。「鈍感」と......
ボローニャ紀行
イタリアのボローニャを舞台にした小さなエッセイ集です。今の日本という国や社会に対するアンチテーゼとして読ませてもらいました。考えさせられることが多かったです。漫画家の楳図かずお氏の家は、ボローニャ......
人間の関係
流れるような文章で分かりやすくスラスラ読めますが、文中の一言一言に非常に重みがあります。
#5パーセントを信じて生きる
#「憂える」ことの大切さ
#「愁」こそ人生の真実
#慈のこころ、悲のこころ
......
蝉しぐれ
風景描写が素晴らしい。精緻な文章とはこうゆう文章を言うのだと思えた。
純粋な文章の表現力に驚くことは少いが、GWに実家で父親の本棚にあったこの作品に驚いた。ファンが多いのは知っていたが、藤沢周平が優......
チェ・ゲバラ伝
私にとってチェ・ケバラは名前も知らない人でした。
ちなみに30代です。年上の夫に、私の読んでいる本を見て
チェ・ケバラを知らない日本人なんかいるのか!!と言われ
ややむかつきながら、読みました。
初......
かもめのジョナサン
もう10年以上前に読んだと思います、
内容が忘れてしまいました。
けど、強い感銘を受けた印象があります。
たしか、原著でも読みました。
もう一度読んでみたいです。
子供にも読んでもらいたいです。 ......
大河の一滴 (幻冬舎文庫)
「人はみな大河の一滴」という章タイトルに惹かれて読んでみた。10年前に発刊された本とはとても思えない。今、現在において、語りかけてくる本だった。大ベストセラーになったた理由に納得。単なるブーム本でな......
アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)
表題作はジブリの作品であらすじだけは知っていましたが、原作を読んで面食らいました。ほとんど事実の羅列のような短編です。その他の収録作品もそんな感じ。こちらの感情移入を拒むように、勝手に進められていく......
時雨みち (新潮文庫)
20ページ前後の短編が11編。1つ1つがそれぞれ異なる面白さ。
冒頭の2編はいかにも藤沢周平らしい。武士社会の影を描いており、読み始めたと同時に事件の匂いがする。
映画になった「山桜」は一転「恋」......
私の遺言 (新潮文庫)
著者は、因縁のため苦しみ続ける自らの先祖の魂と、
その先祖が苦しめたアイヌの人々の魂を浄化する使命を持って、
この世に生まれてきたのだと言う。
試行錯誤しながらも逃げることなく、
次々と襲い来る不......
密謀 (上巻) (新潮文庫)
藤沢周平というと最近の映像化ブームで「夫婦愛」「庶民派」みたいな印象がありますが、実際には時代小説の短編などでも文章がとても上手くて、
軽妙洒脱、そして穏やかな主張はあっても、それが決して押し付けが......
密謀 (下) (新潮文庫 (ふ-11-13))
二つの謎がある。なぜ上杉は、地理的に不利な豊臣方に荷担したのか。なぜ上杉は関が原のとき参戦しなかったのか。結局「謙信以来の誇り」ということなのだろうと思う。それだけではよくわからないという人は本書を......
あの世の話 (文春文庫)
江原さんはテレビでちょくちょくみるだけで、本で読んだのはこれが初めてですが、正直なんかイヤ〜な感じでした。一番ひっかかったのは、代理出産や臓器移植などを命の弄びみたいに否定されているようなお考え。そ......
坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
司馬遼太郎さんの作品を初めて読み始めてますが、まずは一巻ということで、主人公たちの幼少時代から入ります。明治初期の幼い主人公達が立身主義の日本で学問を学ぶ姿が
克明に書き記されており、非常に情景を思......
坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)
日露戦争開戦に向けての意思決定と開戦準備がテーマ。
当時大人と子供ほど国力の差があったロシアに対して、なぜ日本が開戦を決意するに至ったのか、当時の人々の深刻且つ切実な葛藤・決意が臨場感を持って伝わっ......
坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)
○読み始めたきっかけ
司馬遼太郎の歴史モノが好きで、その中でも経営者を中心に愛読者の多い、
「坂の上の雲」を読んでみました。
○心に残る言葉
日本の砲弾は、敵艦船の装甲を打ち破るのではなく......
坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)
司馬は、戦争遂行における日本人の行動を見つめながら、ロシア人と日本人の違いをなんども語っている。それはひとつの日本人論の姿となっている。日露戦争の一つの山場である旅順開城が主に描写されている。
そ......
坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)
日清戦争以降の時代の大きなうねりの中で、秋山好古、真之、正岡子規がそれぞれの境遇、立場の中で、感じ、行動する様の対比がおもしろい。
滅び行く清や、日本の前に立ちはだかろうとするロシア、そしてそのよう......
坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)
1会戦で、両軍合わせてひとつの都市の人口に相当する兵士が
戦死した日露戦争も最終章に近づいてきた。
乾坤一擲、ぎりぎりの勝利。
日本は、人材に恵まれていたのだろう、
ロシア軍を、日本の大山のような......
坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)
戦いのほうは、敵の退却により黒溝台での凄惨きわまりない危地を、あっさりと脱する。
この巻では、むしろ、明石元二郎が主役といってもよいくらいのサイドストーリーが展開されます。
とにかくこの人が、興味......
坂の上の雲〈8〉 (文春文庫)
明治期とは、封建時代の呪縛をとかれた力ある若者たちの能力が、縮みきったバネが飛び跳ねるが如くおのおのの空へと躍動していく、そんな時代であったのだろう。
そうした貧しくとも夢のある時代を生きた彼ら......
沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)
毎年、8月近くになるとどうしても思い出す日航機事故。事故に関しては、いくつも本が出ていますが、それでもこの本は、事故を無視できない人は読むべきです。他の究明本にない、独自の視点がいくつか盛り込まれて......
竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)
現代人は、活字離れがめだっているという話を良く聞きます・・・。僕個人的には、そういう風潮に対しては、「そうかぁ・・仕方ないなぁ・・・。」位にしか感じませんが、ただ!!
この作品だけは、「絶対」がつく......
竜馬がゆく〈5〉 (文春文庫)
p298に出てくる当時の竜馬の活躍を表した言葉「坂竜飛騰」。
まさにこの頃の竜馬をうまくあらわしていると思う。
竜馬、西郷という幕末の両雄がようやく出会い、一気に時代の流れが進んでいく第5巻、読み応......
竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)
読む速度が俄然速くなった第三巻。
重要な出会いが二つ。
一つは勝海舟と。竜馬と同じく器の大きい勝海舟。その勝海舟をして面白い奴と言われる竜馬、その二人のやりとりはとにかく白く、また彼との出会いで竜......
竜馬がゆく〈7〉 (文春文庫)
幕末物は新選組関連しか読んだことがなかったので、この作品を読むと同じ幕末時代に生きていたとは思えない程、さまざまな人物、思想、各藩の政治問題が書かれています。(時間を置いて読むと記憶を取り戻すのにち......
竜馬がゆく〈8〉 (文春文庫)
はるか昔、NHKの大河ドラマで放映されていた。また、この作品が好きだという人の話も何回か聞いたことがある。でも、全8巻の大作に手をつけようとしなかった。
きっかけは、斎藤孝氏の「日本を教育した人......
竜馬がゆく〈4〉 (文春文庫)
「あの男は斬れませんよ。」
とは新撰組の沖田総司が土方歳三に言った言葉。
竜馬が新撰組と狭い露地で対面した時のこと。
「死なぬような生き方をしたい」と言った竜馬を、時代が必要としていることを感じ......
竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)
続く第二巻。主に故郷土佐での話が描かれています。
面白いのは、多くの人との出会いが描かれているところ。
四国行脚の旅に出て情勢を自分の目で確認する竜馬。時に剣を用いて、時に言葉を用いて人々の心を捉え......
竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)
ついに不可能といわれていた犬猿の仲の薩長の手を握らせた竜馬。
どんな優れた交渉術をもっていたのだろうか、とても気になるところ。
明治という新しい時代の幕開けもすぐそこまでという第6巻。
7、8巻の終......
そうか、もう君はいないのか
城山三郎氏の本を読むのはこれが初めてでした。
どこかのブログで紹介されていて、その記憶を辿って購入に到ったわけですが、
未婚の私が結婚生活の苦労が分かるはずもなく、
1冊読んだくらいでこのような事を......
燃えよ剣 (上巻) (新潮文庫)
そんなつもりでない、というのは、自分で予想のつかない部分でこの小説に心動かされ、シビれたからである。
新選組、という自分ではあまり知識がない歴史に触れることのできる喜びでどんどん読み進んだ。土方歳三......
落日燃ゆ (新潮文庫)
広田弘毅が、どうやって総理大臣にのぼりつめたかを書いた本。
彼は、上から言われたことを、真面目に淡々とこなす優等生である。彼は真面目と誠実さを上司に買われて、総理大臣にまでのぼりつめた。
しかし、出......
13歳のハローワーク
まず、この本に対する様々な批判意見は、視野が狭いものが大半のように思える。
実際の職業にまつわる悲喜こもごもや詳細を知りたいのであれば、専門書を読めばいい。
タイトルで明示されているように、「13歳......
カンブリア宮殿 村上龍×経済人
21の経済人が、村上龍と対談した内容をまとめた本。
一人につき、15Pほどだろうか。
それぞれの人の後についている、村上氏の解説がとてもよかった。
もちろん対談のほうも読み応えがある。読んでいて飽き......
日と月と刀 上
初めての文体に違和感を覚え、ついていけそうもなく、2,3ページで放り出す、
しかし、なぜかそのままにすることもできず、いつのまにか途中のページから、た読み出
し、一旦読み出すとその面白さをたちまち知......
カンブリア宮殿 村上龍×経済人II
自分にググっときた経営者について。
・くらコーポレーション:田中邦彦「3つの喜び・・・」
・吉野家:安部修仁「自分に向くものはもっと他にあるのはずだと思って決められないでいる人というのは・・・」
・......
思考のレッスン (文春文庫)
近頃、論理的思考というものがはやりである。書店に行くと、論理的思考力を身につけると称したトレーニングが並んでいる。しかし、2,3読んでみたが一様に面白くない。ハウツー本を読んだり、ある型にはめ込めば......
ふたりはともだち
年長の息子に読んであげるも、不覚にも自分が感動してしまった絵本。
二匹の仲良しなカエルがまごころとやさしさを彼らの生活を通してゆっくりとした歩調で物語る。子供にあった一話の長さやユーモアを交えた工夫......
日と月と刀 下
まぎれもなく丸山健二の現時点での最高傑作。というより現代日本文学の最高傑作と言っても過言ではないかもしれない。彼の近作はすべて、この作品を書くためのリハーサルに過ぎなかった。この作品には、彼の小説家......
五分後の世界 (幻冬舎文庫)
昔読んだのを最近になって再度読み返してみた。
以前はとても面白かった気がしていたが、文章からして頭に入ってこない。
文章が不自然に感じるのだ。
なぜだろう・・・多分表現が今の時代にあっていないよ......
競合と戦わずして勝つ戦略
従来の「顧客志向コンセプト」だけではなく、「競争志向コンセプト」の重要性を説明し、顧客の選択を継続的に自社に向けさせることを、具体的事例を用いて、わかり易く記載。競争環境を正確に把握し、顧客の中に、......
半島を出よ 上 (1) (幻冬舎文庫 む 1-25)
北朝鮮のテロリストが突如福岡を制圧、日本の構造問題が多数噴出するが、異能のはぐれ者の少年達の人知れぬ奮闘と犠牲によって解決される、というお話。作者の現代社会に対する問題意識が全編に盛り込まれており、......
ふたりはいつも (ミセスこどもの本)
子供の頃、私も持っていました。
小学2年の教科書に出てきてから、子供と一緒に読み始め、今では全シリーズ持っています。
どの本も、お互いを思いやる気持ちにあふれたお話ばかりで親子とも何度読んでも飽きが......
ハバナ・モード―すべての男は消耗品である。Vol.8 (幻冬舎文庫 む 1-28)
初めから無理だと思って取り組まないのは愚かだ。何に対しても挑戦することで自ら力を増やし能力を高め成功に繋がる。そんな男の新たな扉を開く自己啓発本。成せばなる。当たって砕けろ。の教えの叩き込み作業です。...
半島を出よ 下 (3) (幻冬舎文庫 む 1-26)
上巻の途中から一気に読み終えた。
上巻のレビューでは、この奇妙な若者たちにちょうど武器とであるところだったから、
てっきり彼らが単純に北朝鮮からの「敵」に立向かうんだと思った。ゲリラ的にね。
ま、お......
ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)
絵本はたくさん持っていますが、時々「この4冊さえあれば、他はいらない」と思ってしまう程、がまくんとかえるくんシリーズが好きです。
子供に感じ取って欲しいと思う感情が、4冊のお話の中にすべて含まれてい......
限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)
ブログ・ブームの世の中、あの人は文才があるって、けっこう軽く「文才」という言葉が使われている。
でも「文才」って、この本を書いた村上龍に相応しい言葉だと思う。
書かれている内容は、ドラック、乱交、......
文章読本 (中公文庫)
この本はおもしろい。味があります。なんど読んでも味がある
するめのような本です。
名文を読むこと、達意(相手に伝わる文)ということ、そして
書くに値するものを持つこと・・・などが、豊富な引用文とと......
愛と幻想のファシズム〈上〉 (講談社文庫)
中学生の頃、夢中で読みました。
バブル期、バブル崩壊の頃の様相を反映しているようですが、今読んでも全く古さを感じません。
古い価値観を破壊して、新しい価値を創造していく事とはこんなにもすさまじいもの......
愛と幻想のファシズム〈下〉 (講談社文庫)
ハンターであるトウジが、カナダのストリップバーでゼロと出会い、政治権力を握っていく話。弱い日本に嫌悪感を持つ様々な分野のエキスパートを仲間にし、大衆の心を掌握、度重なる秘密工作によって米ソの懐まで入......
希望の国のエクソダス (文春文庫)
はっきり言って、まったく面白くなかった。
他の人も指摘しているとおり
「陳腐」「荒唐無稽」につきる内容。
80年代に傑作を連発していた著者が、よもやこんな超駄作を書くとは。
時の流れの残酷さに涙......
黒い雨 (新潮文庫)
著名な文学作品でも意外と評価が星五つで維持されている作品は少ない。だから、名前だけは知っていたけれども、この作品のページを見たときにはちょっと驚いた。このレビューは12件目になるわけだが、11件の......
ドリトル先生アフリカゆき
昔からタイトルはよく知っていましたが、私は読んだことがありませんでした。3年生の男の子が読める本を探していて、今の子供には少し内容が古くなったのではと思いましたが、買ってみました。子供が読み始めたと......
山椒魚 (新潮文庫)
蛙を岩屋に閉じ込めることに成功した山椒魚は自分もそこを抜け出せなくなる。絶望の密室の中二人にやがて死という運命が……この後どういう展開になるのか。短編小説はこのような余韻が大事。 「山椒魚」(幽閉)......
ドリトル先生航海記 (岩波少年文庫 (022))
全巻そろえて読んで、間違いない名作中の名作。第2巻の「航海記」はそのなかでも、1巻「アフリカ行き」と双璧の傑作。なによりも、話題の豊富さと、よどみなく流れるストーリーの展開が、飽きさせない。子供も大......
檀流クッキング (中公文庫BIBLIO)
もともと昭和44-46年にかけて、産経新聞に連載されたコラム。その全94回分を1975年に文庫にまとめたのが本書。ただし、写真が割愛されている。
料理書の古典的名著とされる一冊。日本と世界の各地......
孫子 上 新装版 (1) (講談社文庫 か 1-19)
「戦わずして勝つ」「死者に鞭打つ」・・
最近はビジネスにおいてもしばしば聞くようになった「孫氏の兵法」なので、おそらく耳にした言葉も多いと思います。
この兵法が編み出されるに至った経緯を著者とさ......
孫子 (講談社文庫 か 1-1)
小説「孫子」は、孫武の巻、孫ピンの巻の二部構成で、孫子兵法の妙をリアルに描いたものであるが、人間の描写にも極めて優れていると思う。劣等感や名誉欲といった、人間の持つ愚かさや哀しさを十全に表している......
井伏鱒二全詩集 (岩波文庫)
井伏鱒二という「詩人」の全貌がやっと身近なものになった。私は彼の詩の一部しか知らなかった。今回の詩集は今まで一番充実していた「全集」のそれよりも「拾遺詩篇」19篇が付き、まさに「決定版」になっている......
悪人列伝―中世篇 (文春文庫)
日本史上「悪人」と呼ばれる人物を考察したもの。本書は中世編で対象は、「藤原兼家」、「梶原景時」、「北条政子」、「北条高時」、「高師直」、「足利義満」。本人を論評するのではなく、「何故、彼らが悪人と呼......
悪人列伝 古代篇 (文春文庫)
日本史上「悪人」と呼ばれる人物を考察したもの。本書は古代編で対象は、「蘇我入鹿」、「弓削道鏡」、「藤原薬子」、「伴大納言(善男)」、「平将門」、「藤原純友」。本人を論評するのではなく、「何故、彼らが......
悪人列伝 近世篇 新装版 (文春文庫 か 2-50)
日本史上の悪人たちに焦点を当てた、珠玉の史伝集です。
この巻は近世編で、「日野富子」「徳川綱吉」といった有名人から、
「宇喜多直家」「陶晴賢」など知名度の低い人物までが扱われています。
史伝の短編集......
ドリトル先生の郵便局 (岩波少年文庫 (023))
ドリトル先生の思い付きってとってもユニーク!鳥が郵便を配達したり・・それよりも楽しいのが「切手の裏側」普通「のり」がついていますよね。その「のり」を「くすり」にしちゃうんです。薬嫌いの人々のために・......
おそろし 三島屋変調百物語事始
いつ読んでも宮部ワールドは、ホロリさせられます。縁談が決まり幸せの絶頂から、奈落へ。気づきもしなかった、おごりと誤解から、おちかとその家族や周囲の人々は、重い枷を背負うことになります。実家にいられな......
火車 (新潮文庫)
私はあまりミステリーは読まないんですが・・・すごく人気があったみたいなので手にとってみました。
正直、私に合ってないだけなのかもしれませんが、始終だらだらしていて大きな発展もなく、あーこのまま終わる......
きみの友だち (新潮文庫 し 43-12)
どうしてこんなに 涙がでるのだろう
昨日 読んだばかりの1冊なのに
今日も手に取り そして 昨日より
たくさんの 涙が 溢れる
10代は もう遠く離れてしまったのに
遠く離れてしまったから 流れる......
東京島
私が初めて体験した桐野作品は『リアル・ワールド』で、当時青春真っ盛りの私にとって、余りの読後感の後味の悪さにショックを受けてしまい、それ以来桐野作品からは距離を置いていました。
そんな私も年齢を......
みぞれ (角川文庫 し 29-6)
様々な人々の様々な瞬間を切り取った短編集。全ての作品がテレビドラマを見ているよう。物語の展開が早く、映像が頭の中に浮かんでくる。ここにある11編全てが映像作品になる完成度。特に「へなちょこ立志編」「......
流星ワゴン (講談社文庫)
死んじゃってもいいかな、もう・・・。
信じていたものが自分には無くなって。最悪な状況。「死」という生からの逃げ道が頭を掠める。そんな時、主人公は不思議な親子に出会う。ワゴンにのった親子。彼らは5年......
アカペラ
体調を悪くなされて、しばらくかいていなかった山本さんの6年ぶりの新作です。
3編とも静かに生きている人の物語。共通して感じるのは「家族の温かさ」。
きっとこれは数年間の苦しい日々の中で、山本さんが......
きよしこ (新潮文庫)
吃音もそうだが、度重なる転校も、また辛いだろう。
普通なら、ゆるやかに続く小学校中学校時代の記憶が、切れ切れに分断されて、
しかも共有できる友人はいない。
その辛さと寂しさ、悲しさは、本書を読んで推......
孤宿の人 (下) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス)
宮部みゆきさんの歴史物は全て読んでいます。この作品は、私にとっては待ちに待ったご本でしたが、やっぱり宮部さんでした。登場する人間全てに愛着を感じ、また今回登場の子供『ほう』も、何とも言えない透明感と......
孤宿の人 (上) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス)
江戸に生まれながら、誰からも顧みられず金比羅参りで棄てられたほうと、彼女を姉妹のように優しく見守る宇佐と言う二人の純真な少女と、国や藩などを先ず考える「大人の世界」の考え方との対立を、丸海藩と言う四......
アカシック地球リーディング 5次元世界はこうなる (5次元文庫 (Zホ1-1)) (5次元文庫 (Zホ1-1))
対談形式の本であるが、主役はゲリー・ボーネル。過去と未来の宇宙の記録の書かれたいわゆるアカシックレコードにアクセスできるという人物である。
アカシックレコードというものが本当にあるのかを確かめるこ......
壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2
ちょっと南部訛が読みにくかったんですが、慣れてくる頃にはその訛が愛おしくなってきましたぜひ最後まで読んでいただきたいと想います。この本に影響されて、南部盛岡に旅行に行ってしまいました(笑)
生きる力......
壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3
以前、電車の中で下巻を開いたところ、涙が止まらなくなり大変な思いをしました。
今でも「嘉一郎の母への想い」の部分を数行読んだだけで、ツーッと涙が出てくるスゴイ本です。
私の一番の感動作です。しかも主......
小学五年生
重松清は大好きな作家だが,小学生〜高校生を主人公にした小説は余り好きではなかった。子供が余りにも大人びた考え方で行動しすぎて,「小さな大人」にしか見えなかったから。
ただし,小学生が主人公で,子......
卒業 (新潮文庫)
重松清は,中年男(概ね30代)が家族(主に小中学生の子供)との関係で悩む話を主に書いている人,という印象があり,それはそれでいつも面白く,あるいはしんみりと読んできた。
が,多分重松自身も年齢が......
ナイフ (新潮文庫)
少年少女が主人公。
行われているのは
悪質なイジメ。
私の知ってるイジメより
陰湿で陰険。
これが、今のイジメなの?
って、思った。
不思議と
大人の社会は偽善で
満ち溢れていて
ここまで、あか......
夏の吐息 (講談社文庫 こ 47-7)
さすがですね。生と死(というか愛と死)についての切り口で、小池真理子さんならでは耽美的かつ退廃的な雰囲気をバックグラウンドにおきながら、クールな表現がひと味違った情熱を感じさせる短編集です。どの物語......
長い長い殺人 (光文社文庫)
携帯時代以前に、誰もが所持している財布を人物化し、殺人事件の関係者の視点から殺人事件のストリーを展開させている。さすが宮部ワールドという感じがする。
但し、その分殺人事件のストーリーの深みがないと言......
ビタミンF (新潮文庫)
これまた・・・焚書したいくらい嫌いな本でした
ビタミンになるどころか、悪い酒に酔ったよな気分。
飲んでいて、たまーにいくら飲んでも酔えなくて、反対に暗く気分が沈むことあるんですが、
そんな感じ......
スティル・ライフ (中公文庫)
淡々とした静かな展開。
かなり大それた犯罪者なのにすっとした佐々井の姿。
何にも捕らわれないその生き方が理想です。
多分20年ほど前に購入したから当時は新刊だったのですね。
手元に本を残しておくこ......
にぎやかな天地 下 (3) (中公文庫 み 30-5)
上だけを読んだだけでは、ただの発酵食品についての本で、スローフードとかにはっしちゃうかなと予想しましたけど、違いましたw(?o?)w 死は生のひとつの形。から始まったお話らしく、発酵食品の菌や黴が、......
錦繍 (新潮文庫)
時空を超越した愛の連帯感がえがかれてます。 生命にすべての善悪の行為は返報され、その結果の姿が業となって身体、意識、環境を形成する。 その最たる証が、男女の愛に出てくる。さらにその男女の行為の集大成......
草すべり その他の短篇
・私小説的、あるいはエッセイのような…。生と死を正面から見つめ、ゆっくりとリハビリしていくという静謐な短編が集まった本です。疲労して帰宅し、読んでいると、なんとはなしに解放される心地良さがあります。......
いちご同盟 (集英社文庫)
最後はかなり淡泊ですらりとした終わり方ですが、終盤の随所で感動します。
自殺を考える健康な少年と、自殺さえ出来ない余命わずかな少女。そしてその幼なじみの少年。
汚れなき、美しい三角関係とでもいうの......
ハワイイ紀行 完全版 (新潮文庫)
ハワイのガイド本は幾つもあるようですが、この本は、1年かけても出かける前に読んで損の無いものでしょう。
私はこの本で、あの首に掛けてもらうレイと日本の節句の菖蒲が、その植物の生命力を身にまとうという......
にぎやかな天地 上 (1) (中公文庫 み 30-4)
今の日本人に何が足りないか。を考えてしまいそうですね。 し゛っくり ゆっくりが無くて、時間 スピードが大切な世の中になっちゃったなって、思いましたね。 沢山の大切なことが書かれていて、大切なことを見......
百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]
物質的な豊かさを求め人々はあらゆる努力し、文明を発達させ、様々な不可能を
可能としてきた。未開の地を切り開き、科学技術を発展させ、自然を克服してきた。
そして、多大なる成果を得た一方で、その副産物......
彗星物語 (文春文庫)
映画で優駿を見て感動して、それから宮本輝さんの本に興味を持っていたら、友人のおススメが彗星物語でした。
これを読むと、良妻賢母になるのだとか…実際に読んでみると、確かに面白かったけど、例えばどん......
湯ぶねに落ちた猫 (ちくま文庫 よ 22-1)
芥川賞受賞作「小さな貴婦人」を読んで以来、実に久々に作者の著作を読むことになりました。
タイトルにもある通り、猫好きの作者らしい素敵なエッセイが大半を占めています。
そこに現れる作者と猫たちの......
星の王子さま (集英社文庫) (集英社文庫)
星の王子さまという題名はよく聞いていたがこの歳になるまで一度も読んだことがなかった。
持っている人から「よく分からない本」という感想を受け貸してもらい読んだ。
読んだ感想としてはとらえどころのない、......
星に降る雪,修道院
池澤夏樹の初期の作品、「スティルライフ」が一番好き。透明感、浮遊感など。しかし、その後、エッセイや評論が増えてきて、なんだか、初期の感じがなくなってきたと思っていた。
今回の作品で、また、「スティル......
花の回廊―流転の海第五部
待ちに待った第5部。この作品では、熊吾は無一文だ。房江は毎日
いやな思いをしながら小料理屋で働いている。熊吾の妹タネに預け
られた伸仁は、そこに暮らす人たちの貧しさを肌で感じている。
貧しさは同じで......
光の指で触れよ
長編小説という媒体の持つ豊かさを感じさせてくれる小説だと思う。
共にこの小説を読み終えた友人と、語り合うとすると、次から次へと話題が出てきて、とまらないんじゃないかと思います。環境問題について話して......
深くておいしい小説の書き方―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫)
芥川賞作家・三田誠広のワセダ大学小説講義録シリーズ第二弾。
正直、第一弾の半分のページは、当り前の内容で得られるものが
少なかった。
だけど、この第二弾は発見が多く、文学史と文学作品を材料にして、......
約束の冬〈下〉 (文春文庫)
留美子と俊国に関しては、爽やかな終わり方かなと。 父、桂二郎については、わかりにくく、バタバタした終り方でした。 芦原小巻が一番しっかりしていて、地に足が着いた大人らしかった。 沢山の本を読み、そら......
書く前に読もう超明解文学史―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫)
高校時代に使っていた文学史のテキストは人物の名前の羅列ばかりで、開いただけでになった記憶がありますが、この本は講義形式で、当時の社会背景なども踏まえてわかりやすく解説してありますので、予想以上に面白......
絵本 星の王子さま
子供のころ、翻訳文特有の言い回しにとっつき憎さを感じ、縁のなかった星の王子様。
幼児向けコーナーでこの絵本を手に取り購入、読んでみました。
やっと「星の王子さま」と縁が繋がったなー、これから手元に置......
おそろし 三島屋変調百物語事始
いつ読んでも宮部ワールドは、ホロリさせられます。縁談が決まり幸せの絶頂から、奈落へ。気づきもしなかった、おごりと誤解から、おちかとその家族や周囲の人々は、重い枷を背負うことになります。実家にいられな......
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大ドラマ・ストーリー)
大河のストーリー本(日本放送出版協会のもの)は、ほぼ毎年買っています、去年のは私にとって
×だったので買わなかったしテレビも見ませんでしたが。
「篤姫」は衣裳や髪型にもたいへん興味を持って見ています......
非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク8
真面目に生きている者がバカを見る。そんな世の中はあまりにも寂しすぎるが、
これが現実なのだと思うとやりきれない気持ちになる。この作品の中に登場する
者たちの中にも、そんな人たちがいる。必死に生きてい......
火車 (新潮文庫)
私はあまりミステリーは読まないんですが・・・すごく人気があったみたいなので手にとってみました。
正直、私に合ってないだけなのかもしれませんが、始終だらだらしていて大きな発展もなく、あーこのまま終わる......
切羽へ
二十歳そこらのガキが読んでも深く味わえない小説が直木賞を受賞して、喜ばしいことです。団塊の世代が大量にリタイアして、よき読者になることを期待すれば、この傾向がしばらく続いて欲しいと思います。
淡い......
新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))
昔の女性は、ただお姫様でいる人と、好奇心あふれ、熱心な姫といたんですね。 それも先を見る力がいるような。篤姫の聡明さに感服します。大河ドラマの原作を読むと、テレビでは省かれている点や、演出の都合で新......
新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)
結婚したら嫁ぎ先の人間。などと今時言ったら、笑われそうです。 昔はそういうもの。 聡明な分、背負うものも大きく、心労も大きく、大変濃い人生だったんでしょう。 余生も徳川のため。と、気丈な方だったんで......
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
つや消しの装丁が高級感があって素晴らしい。永久保存しておきたい。内容もいい。下も絶対買おうと思った。出演者のインタビューが充実しています。
また篤姫の時代についても書かれており、これから観ようと思......
きみの友だち (新潮文庫 し 43-12)
どうしてこんなに 涙がでるのだろう
昨日 読んだばかりの1冊なのに
今日も手に取り そして 昨日より
たくさんの 涙が 溢れる
10代は もう遠く離れてしまったのに
遠く離れてしまったから 流れる......
東京島
私が初めて体験した桐野作品は『リアル・ワールド』で、当時青春真っ盛りの私にとって、余りの読後感の後味の悪さにショックを受けてしまい、それ以来桐野作品からは距離を置いていました。
そんな私も年齢を......
坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
司馬遼太郎さんの作品を初めて読み始めてますが、まずは一巻ということで、主人公たちの幼少時代から入ります。明治初期の幼い主人公達が立身主義の日本で学問を学ぶ姿が
克明に書き記されており、非常に情景を思......
みぞれ (角川文庫 し 29-6)
様々な人々の様々な瞬間を切り取った短編集。全ての作品がテレビドラマを見ているよう。物語の展開が早く、映像が頭の中に浮かんでくる。ここにある11編全てが映像作品になる完成度。特に「へなちょこ立志編」「......
鬱の力 (幻冬舎新書 い 5-1)
五木寛之氏の著書では、自らが鬱になった経験をもとにした内容の本を以前も読み、人生の意味や宗教の意義など、いろいろ考えさせられました。でも私は香山リカ氏は精神科医なのに、セレブみたいに受け狙いの本を書......
幽談 (幽BOOKS)
京極夏彦というヒトは作品に触れる度にその人物像に近づくようで遠ざかる感じがあります。ご本人同士がどう感じられるか解らずに無責任な発言をさせていただくと、私にとって京極先生と漫画家「しりあがり寿」先生......
坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)
日露戦争開戦に向けての意思決定と開戦準備がテーマ。
当時大人と子供ほど国力の差があったロシアに対して、なぜ日本が開戦を決意するに至ったのか、当時の人々の深刻且つ切実な葛藤・決意が臨場感を持って伝わっ......
坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)
○読み始めたきっかけ
司馬遼太郎の歴史モノが好きで、その中でも経営者を中心に愛読者の多い、
「坂の上の雲」を読んでみました。
○心に残る言葉
日本の砲弾は、敵艦船の装甲を打ち破るのではなく......
坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)
司馬は、戦争遂行における日本人の行動を見つめながら、ロシア人と日本人の違いをなんども語っている。それはひとつの日本人論の姿となっている。日露戦争の一つの山場である旅順開城が主に描写されている。
そ......
坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)
日清戦争以降の時代の大きなうねりの中で、秋山好古、真之、正岡子規がそれぞれの境遇、立場の中で、感じ、行動する様の対比がおもしろい。
滅び行く清や、日本の前に立ちはだかろうとするロシア、そしてそのよう......
坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)
1会戦で、両軍合わせてひとつの都市の人口に相当する兵士が
戦死した日露戦争も最終章に近づいてきた。
乾坤一擲、ぎりぎりの勝利。
日本は、人材に恵まれていたのだろう、
ロシア軍を、日本の大山のような......
坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)
戦いのほうは、敵の退却により黒溝台での凄惨きわまりない危地を、あっさりと脱する。
この巻では、むしろ、明石元二郎が主役といってもよいくらいのサイドストーリーが展開されます。
とにかくこの人が、興味......
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カウンセリング
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キッチン用品
キッチン用品を専門に扱っています。キッチン用品のほかにも、インテリア雑貨等多数。デザインに拘ったモダンな商品から、定番な商品まで揃えていますのでお客様のニーズにあった商品がきっと見つかります。ご自宅用にもプレゼントにも使えるキッチン用品もありますので、興味のある方はぜひご覧下さい。
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育毛剤
育毛剤をお探しなら必見!シャンプーや頭皮の専門サイトが、お勧めの商品を紹介しています。育毛には、頭皮・シャンプーを中心にしたトータルケアが重要です。髪のことや育毛の事でお悩みなら是非一度ご覧下さい!あなたにあった育毛剤もきっとみつかります!
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